東京ミッドタウン日比谷へオフィス移転しました!-移転秘話と推しポイントに迫る-
2023年11月27日にエムシーデジタルは東京ミッドタウン日比谷へオフィス移転をしました。 きれいで広いオフィスに移転し、さらに仕事に精が出る空間になりましたが、オフィス移転を完了させるまでには様々な苦労がありました。
今回は、新オフィスの推しポイントの紹介だけでなく、移転プロジェクトを完遂させたコーポレート部門の中心メンバーにも話を伺いました。
目次
なぜこのタイミングでのオフィス移転だったのか
ー規模も事業も拡大フェーズに真っ只中
ーコンセプトは「共創の場」今回のオフィス移転は大変だった
ーみんな知りたい、苦労話
ー面白い話もありました新オフィスの推しポイントを教えて!
ー新オフィスの全体像
ープロジェクト推進メンバーの推しポイント
ー現場社員の推しポイントまとめ|新オフィスをきっかけにさらに大きく成長していく
1. なぜこのタイミングの移転だったのか
ー規模も事業も拡大フェーズに真っ只中
加藤さん)「昨年度から今年度にかけて約2倍に社員規模が大きくなり、生成AIプロダクトもリリースするなど、会社が拡大フェーズにある中でより働きやすく、成果を上げていくためにオフィス移転をすることになりました」
杉原さん)「実際に、全社員が出社したら席数が全然足りないような状況で、全社員が出社してなくても時々座るところに困る社員もいたぐらいでした。会社が拡大フェーズで、より勢いをつけるという意味もありましたが、なにより物理的な座席不足問題もあったのは正直なところです」
ーコンセプトは“共創の場”
加藤さん)「今回のオフィス移転のコンセプトは“共創の場”としました。設計の段階で、どんな形にしたいかを、チームリードの社員にもヒアリングをして試行錯誤しました。具体的には『従業員が働きやすく、出社したくなるオフィスを実現する』ことをゴールにしていました。 フラットな立場から検討できるよう、移転プロジェクトはコーポレート部門のメンバーで推進させてもらいました」
2. 今回のオフィス移転で大変だったこと
ーみんな知りたい、苦労話
杉原さん)「昨今の物価高に伴い、もともと想定していた費用よりいろんなものが高くなっていました。そういう背景もあって、見積りが出てきたときにとても驚きましたね。。高くなってしまった予算との調整にかなり苦労しました」
やりたいことはいっぱいあるけど、予算内に抑えつつ最大限叶えるためにどこまで譲歩して、どこを工夫するか。杉原さんを中心として、何度も交渉をしてくださったんだとか。
杉原さん)「費用周りはかなり調整が必要だったので、費用の交渉みたいなところもしました。ほかにも、通常のオフィス移転ではやらないようなこともやりましたね。いい経験にはなったなと思っています。 例えば、実は100枚ほどある執務室のモニターの手配は自分たちで実施したんです。おそらく通常は業者さんがモニターも全部手配してくれるのですが、費用を抑えられるポイントだったので、自分たちで一番コストを下げられる販売会社を探しました。かなりの数を比較して、自社手配で購入までしました」
-オフィスのインテリアや配置にもかなりこだわっていたそうですね。
加藤さん)「一つ一つの什器の値段などもしっかり確認して、配置も何度も検討しました。おそらく、デザイン会社さんがちょっと引いてしまうぐらい、配置確認のリテイクを繰り返していたと思います。嫌な顔一つせず親切に何度も付き合ってくださった、デザイン会社さんには本当に感謝しています」
設計担当の皆さんとの会議の様子
杉原さん)「旧オフィスのインテリア・什器も9割ぐらいをそのまま使いましたが、コンセプトは一気通貫でやるようにしました。コーポレートカラーである寒色で揃えたかったので、そのあたりはデザイナーさんと調整して工夫したところです」
-コンセプトをどう実現するか、という点も結構難しかったのでは?
加藤さん)「そうですね、先ほどお話したコンセプトを具体的に実現する形にするところも苦労しました。『従業員が働きやすく、出社したくなるオフィスを実現する』と言っても、人によって働きやすいオフィスの形は異なります。 マネジメントメンバー・チームリードを中心にヒアリングを実施して意見を集めましたが、非常に様々な意見が出ました。その中からコンセプトを実現し、一番社員のためになる形にまとめるというプロセスが大変でした。とはいえ、新しい気付きにもなる意見ももらえたので、ヒアリングして進めて良かったと思っています」
杉原さん)「加藤さんがおっしゃる通り、日々の業務やコミュニケーションに対する課題の認識と、そのためにどんな工夫が必要なのか、社員のみんなを導いてベクトルを合わせていくことは大変でした。社内説明会も開いて、意識合わせをするなどしてそれぞれが納得感を持ったオフィスになるようにしました」
加藤さん)「特にリフレッシュスペース(共有部)と執務スペースの境界線をどうするかは悩みポイントでした。最終的にガラスの壁で空間を切り分けるようにしたのですが、結果としてお昼休みにピザパーティーが開催されていたり、小休憩中にドリンクエリアで交流が生まれていたり、コミュニケーションが活性化しているシーンが増えたなと見ていて感じています」
ーこだわった空間づくりと推進メンバーのありがたい配慮
加藤さん)「全体の費用についていろいろと創意工夫はしたものの、どうしても物価高等の影響で予算に収まらなかったため、実は私たちのコーポレートエリアの机と椅子は他の執務室よりコストを抑えたものになっています。。皆さんはいい椅子を使っているので(笑)、ぜひたくさん出社してほしいです」
杉原さん)「社内で椅子にこだわる方も多いので、椅子の座り比べもかなりやりました。作業する際の環境や細かい家具、機材には費用とのバランスを考えながら結構吟味したなと思ってます」
推進メンバーが空間づくりに徹底的にこだわってくれたことと、社員を思う配慮によって、素晴らしいオフィスができているんですね。
杉原さん)「思い出話としては、大変だった中でもオフィス巡りは楽しかったです。20軒ぐらいは回ったんじゃないですかね。一時期毎週のようにオフィスを見学してました」
何にもない広いオフィスにぽつりと河内社長
-20軒も見てきた中で、今回のオフィスにした決め手はどこだったのでしょう?
加藤さん)「いろんな要素がありますが、大きなポイントはやはり景色ですね。東京のど真ん中に居ながら、緑が見えますし、11階という高さがちょうど地上の景色がよく見える位置なので、遠くの景色も近場の景色も両方楽しめます。加えてその景色が日比谷公園と皇居なので、今後も良い景色が保証されているかと。 素晴らしい景色を見ながら、リラックスしてもらって、新しいアイディアなどが生まれていくといいなと思ってます」
杉原さん)「あとは、什器の見学もさせてもらったのも面白かったですね。最新の什器やシステムを見せていただき、こんなことができるのかと勉強になりました。今後もオフィスのアップデートは構想を練っているところもあるので、取り入れられるところは検討していきたいと思っています!」
3. 新オフィスの推しポイントを教えて!
ー新オフィスの全体像
新オフィスの全体像を紹介させていただきます! まず正面入り口を入ると、MCDの受付エリアがあります。
コーポレートカラーのブルーが壁一面に広がり、すっきりとした印象です。これまでの受賞トロフィーを飾る壁もこだわって作りました!
メイン動線からはまずコミュニケーションスペースに入ります。右手にはドリンクやスナックのエリア、そして目の前には日比谷公園と皇居の景色が広がっています。 朝少し早く来てここでコーヒーを飲むのも良さそうですね。 正面が日比谷公園で右奥に見えるのが皇居
コミュニケーションスペースは広々と横長な空間で、一人で作業できるスペース、数人でライトミーティングができるファミレススペース、ソファでリラックスできるスペースなど、その日の気分や状況に合わせて様々な使い方ができます。
コミュニケーションスペースは様々なシーンを想定して作られています
コミュニケーションスペースを奥に進み左手に曲がると、個室のテレブースエリアがあります。 外のランプがついているかいないかで、利用中かどうかがわかります
旧オフィスから4倍に数が増えたテレブースは、使い勝手も良く利用頻度は非常に高いエリアになっています。これまではテレブース難民が時折発生していましたが、これだけあればオンライン会議に困ることはないでしょう。
そして執務スペースは、プロジェクト推進メンバーが頑張って自社手配した100枚のモニターがずらーっと並んでいます。この光景は圧巻ですね・・・! 1席2枚のモニターが設置されており、デジタル事業を展開するMCDにとってはかなりありがたい環境なはず。 約100枚のモニターが並ぶ執務スペース
最後に会議室。会議室は、社内投票により「粒子の名前」で会議室名を決定しました! 応接室ではコーポレートカラーを基調とした壁が特徴であり、12名まで着席できる空間で、広々としています。 会議室の扉には、会議室名の粒子の名前がおしゃれに設置されています
ープロジェクト推進メンバーの推しポイント
プロジェクト推進メンバーのお二人にオフィスの“推しポイント”を聞いてみました。
加藤さん)「一番のポイントは執務エリアとコミュニケーションスペースを切り分けるガラスの壁です。空間のつながりを感じながらも音が遮断されるので、ストレスなくシーンを切り替えられ、コミュニケーションの心理的安全性も確保されます」 ガラスの壁が空間の広がりを保ちつつ、音の遮断をしてくれます
杉原さん)「これにより、作業に集中する人と交流を図りたい人が、相互に配慮しなくてはならないというストレスが軽減されました。 このあたりはMCD社員は気遣いのできる人が多く、気を使って場所を変えたりブースにこもったりするケースがあったことも背景にあります。空間の作りでその問題を解決することで、個々が配慮しすぎなくてもよい空間を実現できたかな、と思っています」
加藤さん)「それから、従来のファミレス席は壁が高く圧迫感があったのですが、今回は社内にしっかりとした会議室も確保したことから、従来の壁を取っ払いオープンなファミレス席としてコミュニケーションスペースに設置しました。 実際にその席の利用頻度は高く、その様子を見るのは嬉しいですね。作ってよかったなと思っています。その分、目線の配慮などにもいろいろこだわった会議室自体の利用率は下がりましたが(笑)」 ファミレス席は仕切りの壁を低くし、オープンな空間に。ここの利用率はかなり高いです
社員の性質や要望に合わせたこだわりの空間づくりを感じますね。
杉原さん)「引越しは終わりましたけど、まだまだオフィスのブラッシュアップはしていきたいと考えています。今後も、みなさんの意見をどんどん取り入れていきたいなと思ってます!」
ー現場社員の推しポイント
プロジェクト推進メンバー以外の社員にもオフィスの“推しポイント”を聞いてみました!
緑の多い景色が良い
このコメントをしていた社員が圧倒的に多かったです。プロジェクト推進メンバー加藤さんがオフィスの決め手となった景色が、現場社員のみんなにも刺さっているようですね。
テレブースが多くて、会議室問題が解消された
テレブースが多く、課題として多くの社員が感じていた会議室問題はかなり解消されています。テレブースにもすべてモニターが設置されているので、集中して作業したい人も使えますね。
モニター脇の壁にはライトが設置されていて、オンライン会議も快適に実施できます
執務スペースとコミュニケーションスペースが分かれていること
現場の社員もこの境界線がガラスで仕切られていることに良さを感じているようでした。集中して作業している人に気を使うことがないのでストレスフリーなんだとか。
また、執務エリアからコミュニケーションスペースの軽食・ドリンクエリアまでが最も遠いところに位置しているところが逆に良い、という意見がありました。理由を聞いてみると、「そういった動線にすることによって、コミュニケーションスペースにいる人たちに声をかけて交流する機会が生まれるから」だそうです。
コミュニケーションスペースに音楽が流れていて、かなりリラックスもできる
執務スペースと仕切りがあることによって、コミュニケーションスペースでは音楽も流せるようになりました。窓際にあるソファに座りながらお昼を食べたり、コーヒーブレイクをしている社員もよく見かけるので、リラックススペースとして有効な場所になっています。
ソファ席はいつも誰かが利用していて、リラックスできるスペースになっています
立地やビルの付帯施設が充実している
東京ミッドタウン日比谷のビル内にあるオフィスということもあって、商業施設と直結していたり、ビルの下ではイルミネーションが楽しめたりします。
また、ビルの付帯施設のジムも利用することができ、MCD社員はかなりの人数が利用登録をしているらしい。
他にもいろいろな推しポイントが挙げられましたが、何より出社している人が増えた気がするという声もありました。 「みんなが出社したくなるようなオフィスを作る」という目標に既に近づいていますね!
4. まとめ|新オフィスをきっかけにさらに大きく成長
ー拡大フェーズこそ組織の団結力向上を
拡大していくフェーズだからこそ、組織としての団結の意識を醸成させていくため、オフィスという空間は非常に重要な要素の一つとなります。
プロジェクト推進メンバーのお二人にインタビューをしていて、とにかく「社員のために」という言葉が多く出てきました。
社員数が急速に増えた昨年度から今年度、そして今後も拡大し、事業も成長させていくためには、組織としての団結力やエンゲージメントを向上させていく必要があります。 それらを叶える、大きな要素として今回のオフィス移転が実施されました。 社員が心地よいオフィスライフを送れるようにと、随所に配慮された気遣いが感じられます。 考え抜かれた空間は、既に社員のモチベーション向上やコミュニケーション機会創出に良い影響を与えているようです。まさに、“共創の場”になり得る空間です。
この大きなオフィス移転プロジェクトを推進してくれた加藤さん、杉原さんをはじめとした、コーポレートの皆さんには心から感謝しています。
そして、コミュニケーションスペースが広いという利点も生かして、社外の人もお呼びできるようなイベントもどんどん企画中です。お楽しみに!
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