エムシーデジタル全社合宿 in 湯河原
こんにちは! エムシーデジタルの関です。
今回は、3月に開催した1泊2日の湯河原全社合宿の様子をお伝えします。 昨年よりも規模が大きくなり、今回は約70名のほぼ全社員が参加し、研修兼宿泊施設を1棟貸切る形での開催となりました!
テーマは「バリューと向き合い、お互いを知る」
今回の合宿のテーマは 「バリューと向き合い、お互いを知る」 でした。 昨年度の合宿から30名ほど社員も増え、なかなかすべての社員とコミュニケーションを取ることが難しくなってきました。また、エムシーデジタル(以下MCD)では、5つのバリューを掲げており、大切にしているこれらのバリューと改めて向き合い熟考するという機会も全社的に設けたいという社内の声がありました。 そういった背景から、今回のテーマを決定しています。
また、昨年度参加した社員からのアンケートも踏襲し、極力反映させながら満足度高く、社員の皆さんのエンゲージメントも向上できるような合宿を実現できるようにしました。
今回の合宿は1泊2日でしたが、1日目にプログラムをギュッと詰めて、2日目は完全自由行動としました。1日目のスケジュールは下記のとおりです。
時間 | スケジュール |
---|---|
09:50 | 集合 |
10:00-12:00 | レクリエーション(チーム対抗) |
12:00-13:00 | ランチタイム |
13:00-15:00 | 部門別ワークショップ(各部門ごとに分かれてワークショップを実施) |
15:00-17:00 | 全体ワークショップ(バリューの社内外浸透施策) |
自由時間 | |
18:00-20:00 | 夕食&チーム対抗ゲーム |
20:30-?? | 2次会&ボドゲ会 |
午前中はレクリエーションでチームビルディング
今回の合宿開催地は、レクトーレ湯河原さんに決定しました。貸切で利用させていただいたこともあり、大変柔軟にご対応いただきました。 湯河原駅からは車で10分ほど。一応、歩いても来れます(徒歩30分、最後に心臓破りの坂があります)。 なんと、大浴場もついており、社員からも好評でした。
朝10時より、合宿プログラムは開始。 当日は小雨が降っており、あいにくの天気でしたが、朝から社員の皆さんがMCDパーカーを着て集合している様子は「MCDが大きくなってきたなぁ・・・」と感じる瞬間でした。
午前レクリエーション開始時
午前中のレクリエーションは、3種類のゲームを実施しました。
- ラインナップゲーム
- イラスト伝言ゲーム
- ペーパータワー対決
各レクリエーションの担当者を決め、それぞれがルールを作りMCDとして盛り上がるような内容に工夫をしてくれました。 なお、今回は極力一人でも多くの社員と交流ができるように、すべてのゲームについて異なるチーム編成で実施をしました。
ラインナップゲームでは、お互いの出身地や社員番号、起床時間などをテーマに、お互いのことを少しでも理解できるような内容を盛り込みました。 ゲーム後半ではじっくり確実に情報を共有して整列するチームや、スピード重視で整列するチームがいるなどチームの色が出て盛り上がりました。
イラスト伝言ゲームでは、担当の矢野さんが回答のスコアを「コサイン類似度算出」にて決定するという面白いルールを設けてくれました!(もちろん彼がコードも準備してくれました)
スコアリングの方法もそうですが、算出用のコードまで自分たちで準備して、ゲームを実行するところはMCDならでは、なところでした。
矢野さんが準備してくれたコサイン類似算出のコード
ペーパータワー対決は紙だけを使い、どれだけ高いタワーを完成させられるかというルールで、各チーム様々な形や構造のタワーが作られていました。 最長のタワーはなんと2m越えでした!
机の上でタワーを作っていたチームもほとんど最後は床から作成していました
いずれも単純なゲームではありますが、業務外のことで相手のことを知る、ということはとても大切だと考えています。一見関係ないかもしれないけど、相手のことについて知っていることが増えると絆が生まれ、同じ組織で、チームで、働いていくうえで相互により協力していこうという気持ちが醸成されやすくなるはずです。楽しく対決しながらも、チームビルディング効果が生まれるといいな、という運営側の想いがありました。
個性豊かな部門別ワークショップ
部門別ワークショップでは、エンジニア・データサイエンティスト(EN/DS)部門、プロジェクトマネージャー・ビジネスコンサルタント(PM/BC)部門(※プロダクトマネージャーも合同)、コーポレート・経営企画室(CP/経企)部門の3部門に分かれて、実施しました。
各担当者が、ワークショップのお題を考え、それぞれの部門で普段議論できていないことや、思考を養うための個性豊かなワークショップが実施されました。
EN/DS部門ワークショップ
EN/DS部門では 「生成AIを活用した新規システム案を考えよう」というワークショップを実施しました。 本ワークショップでは次の目的に沿って、実施されました。
- おもしろい挑戦ができる組織にする
- 今後3年で作るユーザーに使われるものの数を最大化する
参加者は事前にMCDが主催した生成AIセミナーの録画を見て、生成AIへの理解を深めたうえで、世の中のニーズを探索し、最適なソリューションを考案するという流れでワークショップは進められました。
ワークショップの最後に、全7グループからそれぞれで生み出したソリューションを発表。 既に世の中に溢れているサービスから更にターゲットを絞るなどしながら、自分が困っている現状を解決するサービスなど、様々なアイデアに溢れた発表となりました。
発表されたアイデアは、MCDで月に1回行われている技術力向上の取り組み「ENジョイ技術の日」の制作対象として検討を進める予定です。
EN/DSワークショップ中の様子
PM/BC部門ワークショップ
PM/BC部門では「アイスブレイク」と「砂漠サバイバルゲーム」を実施しました。本ワークショップでは、
- 普段交流することが少ない部署のため、お互いを知る場をつくりたい
- フレームワークと理屈に囚われがちなので、発想力を鍛えたい
を目的に実施されました。
究極の選択を迫られる質問でお互いの人柄を知るアクティビティで場を温めたのち、想定外の前提下で方針とアクションのコンセンサスを形成するワークを行いました。 ワークの主眼は、「大量の情報と各参加者独自の意見が乱立する中、如何に本質的な論点に近づく議論ができるか」を体験することでした。
砂漠サバイバルゲームの深み
砂漠に墜落した状況を如何に生き延びるかの問いに対し、与えられた情報だけでは問題が解けないようになっています。インターネットの知識にアクセスできない(過酷な)環境で如何に集合知で答えを出すかといういわゆる“無理ゲー”要素で頭をフル回転・議論を白熱させることができます。さらに問題文はチームを誤った方針に誘導する書き方になっています。
解き方のポイント
砂漠を生き延びる方法を「他力の方針とするか自力の方針とするか」の論点設定にチームで辿り着けるか?が分かれ目でした。
PM/BCワークショップ中の様子
(担当者中島光康さんより) 「皆さん、個性の光る議論を展開されていて、高いコミットメントでワークに取り組まれていました。PM/BCらしい模擬ワークを通じてお互いの連帯感をより深めることができたのではないかと思います」
(担当者余さんより) 「アイスブレイクのwould you ratherゲームは予想以上に盛り上がっていました。ムードメーカーになってくださった皆さんに感謝です!皆さんの人柄の良さを改めて感じました。 堅い息苦しいコンテンツではなく、奇想天外なテーマはご好評いただきました」
CP/経企部門ワークショップ
CP/経企部門では「取り組んでみたい施策・抜本的な改革について考える」ワークショップを実施しました。本ワークショップでは、
- 腰を据えて普段時間が割けていなかった、取り組みたい施策・改革について考え共有していくこと
を目的に実施されました。
同じ部門内でもポジションや業務内容が全く異なるため、普段見えていなかったそれぞれの課題感を知ることもできました。 また、農業体験をしてみる、野球球団をデータサイエンスで支援する、といったユニークな意見も出てきて、質疑応答の時間はかなり深いところまで議論になることもありました。
私もこの部門別ワークショップに参加し、改めて広報という観点からより良い組織作りのためになることを考えるきっかけになりました。ここで発表した内容はタイミングを見て実施できるようにしていきたいなと思っています。
CP/経企ワークショップ中の様子
全体ワークショップでバリューと向き合う
最後のワークショップでは全社員が集まり、バリューについて改めて向き合い、それらを社内外にどう浸透させていくのか?ということについて議論しました。 いいアイディアは会社で実現することも視野に入れて、このワークショップは実施されました。
冒頭では、まずバリューがあることの意義やその効果について解説し、改めてMCDのバリューを振り返りました。
バリューを定義する意義
全体ワークショップの目的は、以下の3つを掲げていました。
- バリューについてみんなで考え意識するきっかけに
- チームビルディング
- 良いアイデアは実現しバリューの浸透へ!
各チーム1時間半という短い時間の中で、本気で話し合い、最後に各チームが発表を行いました。 なお、普段の仕事ではコミュニケーションを取ることが少ない人たちと話せるようにチーム編成を工夫し、本ワークショップを実行しました。
ワークショップの中でもバリューを体現する姿が
気持ちのこもったプレゼンにみんな聞き入っていました
発表内容はお見せはできませんが、「そんな視点もあったのか」という提案内容も多く、会場がどっと沸くような面白提案もありました!
たった1時間半という中でオリジナルの提案書をしっかり作り込んできたり、成果物まで作成してきたチームも居たことにMCD社員の「Grit as a Professonal」な一面を見た気がします。
最後は皆さんに投票をしてもらい、最優秀賞とアイデア賞を決定しました。選ばれた2チームには、オリジナルのバリューを体現した生成AIデザインTシャツをプレゼントしました! さて、選ばれたアイデアたちは、実現にいたるのか・・・?乞うご期待です!
MCDバリューの「Grit as a Professional」をAIが表現したTシャツ
夕食時のコンテンツも本気で
合宿のレクリエーション、ワークショップのプログラムはすべて終わって、さて夕飯・・・の時間も、MCDらしさを全開にしたコンテンツが実施されました!
普段仕事を一緒にしているチーム対抗で「生成AIを見破れ!格付けチェック」大会が行われました。
ご飯はそっちのけで画面前に集まり絵を見比べる社員たち
本ゲームも大変盛り上がり、皆さん食事そっちのけでプロジェクターの前に野次馬のように集まるシーンもありました(笑)そして、優勝チームはなんとほぼ全問正解に近い形でした! 生成AIを扱う企業として、恥じない結果だったと思います。
宴会も大盛り上がり
夕食後の2次会も、仕事に対する熱い思い、アイデアなどの会話が飛び交っていたり、ボードゲーム大会を始めたり、思い思いの楽しく濃い時間を過ごしていました。
まとめ|MCDらしさが溢れた合宿に
今回合宿全体を通して、運営をしていた側としてはたくさんの方にワークショップやコンテンツを考え、準備をしていただくなど、助け合いながらより良いものを作っていくMCDらしい姿勢をとても感じた期間となりました。
また、MCDの社員は真面目な方が多く、コミュニケーションは穏やかで優しいですが「やるなら徹底的に」「より良いものを作りたい」というこだわる気持ちが強いなと感じています。
部門別ワークショップでも全体ワークショップでも、会社がよりよくなっていくための最適解を真剣に考えている姿が、まさに私たちが大切にしているバリューを体現していました。
MCDの5つのバリュー
そして、今回の合宿の目的の一つである「お互いを知る」という点においては、95% の社員がほかの社員のことをよりよく知る機会になったと回答をしていました。また、次回も合宿に参加したいという社員は約80% 近くおり、有意義な合宿にできたと感じています!
私たちは5つのバリューを体現しながら、今後もMISSIONである「テクノロジーでビジネスモデルをアップデートする」ことを実現する、さらにパワーアップをして参ります!
MCDにご関心ある方はまずカジュアルにお話もできますので、お気軽にキャリアページよりお問い合わせください。