Interview
三菱商事の新しい未来を拓くAI人材育成プログラム
三菱商事株式会社人事部様
CASE STUDY
生産効率の改善を目的としたトラック台数最適化の取り組み
Project Year: 2021
鉱山の現場では、鉱物資源の採掘と運搬において複雑なオペレーションが行われています。
まず、鉱物資源を採掘する採掘場で、採掘機が採掘作業を行います。その後、トラックに採掘物を積み込みます。トラックは、採掘物を採掘場から積み下ろし場まで運搬し、そこで積み下ろし作業を行います。運搬が完了したら、再び採掘物を受け取るために採掘場に戻ります。このように、採掘機とトラックの作業を繰り返すことによって、採掘は行われています。
効率的な採掘を実現するためには、トラックの台数が重要です。 例えば、採掘場でトラックが待機していないと、採掘機は採掘物をトラックへ積み下ろすことができず、作業が停止してしまいます。逆に、複数のトラックが待機していると、トラックは採掘物を受け取るまで待たなければならなくなります。
こういったように、鉱山の現場では、非効率的なトラックの配車により機会損失が生じているという課題がありました。
採掘物の生産量を予測するモデルを構築し、そのモデルの出力値を利用して生産効率を最大化させるという 2 段階のアプローチでこの課題に取り組みました。
中田 勇介