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「Tachyon 生成AI」に複数LLMの同時出力を可能にする「モデル比較機能」を搭載
プレスリリース
単一のプロンプトから最大4つのAIモデルの出力を同時に比較可能
テクノロジーをもって企業の課題解決を支援するエムシーデジタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河内 伸学)は、 同社が開発を進めるGPT/Gemini/Claudeの複数LLM利用が可能な法人向け生成AIサービス「Tachyon 生成AI」に新機能「モデル比較機能」を搭載しました。 本機能により、ユーザーは単一のプロンプトから最大4つの異なる大規模言語モデル(LLM)の出力を一度に確認することが可能となります。
開発の背景と生成AI活用における課題観
昨今、大規模言語モデル(LLM)は日進月歩で進化を遂げており、ビジネスシーンにおける生成AIの活用も拡大しています。 しかし、LLMはそれぞれ得意とするタスクが異なり、最適な出力結果を得るためには、ユーザー自身が各モデルの特徴を理解し、ユースケースに合わせて使い分ける必要がありました。 一方で、日々進化するLLMの特徴を完璧に把握することは容易ではありません。 そこで、ユーザーがより簡単に最適なLLMを選択し、生成AIを効果的に活用できるよう、複数のLLMの出力を同時に比較できる「モデル比較機能」を開発しました。
最大4つのLLMで同時出力できる 「モデル比較機能」
本機能では、同一の指示内容(プロンプト)に対して、最大4つのLLMの出力結果を同時に確認することができます。 結果の違いを比較することで、各モデルの特徴を把握しながら、ニーズにマッチする最適な出力結果を取得することが可能となります。
モデル比較機能を用いて複数LLMから同時生成した「Tachyon 生成AI」の操作画面
「モデル比較機能」のメリット
出力結果の質向上:
複数のLLMの出力を比較し、ニーズにマッチする出力結果を選択・ブラッシュアップすることで、高品質な出力を高速に取得することができます。ハルシネーション(※1)対策:
複数のモデルの出力を並べて確認することで、個々のモデルが生成した不正確な情報や矛盾点を特定しやすくなり、ハルシネーションのリスクを軽減できます。LLMへの理解促進:
様々なLLMの出力を比較することで、各モデルの特徴をより深く理解し、生成AI活用における知見を深めることができます。
※1:AIが事実とは異なる情報を、まるでAIが事実かのように出力する現象
「Gemini」や「Claude」など「Tachyon 生成AI」が搭載するモデルラインナップ
「Tachyon 生成AI」では、OpenAI社が開発するLLM「GPT」、Google社開発「Gemini」、Anthropic社開発「Claude 3/3.5」を搭載しています。 本日2024年7月25日に搭載をリリースした「GPT-4o mini」を含めて以下10個の大規模言語モデルをご利用いただけます。
「Tachyon 生成AI」に搭載されているLLM一覧
高度な文章理解や文章生成を必要とするタスクには「Claude 3.5 Sonnet」を、画像をテキスト化するようなマルチモーダルな処理には「GPT-4o」「Gemini 1.5 Pro」を、大量の文章を高速で処理したい場合には「GPT-4o mini」「Gemini 1.5 Flash」を使用するなど、 ユースケースに応じて、各種LLMの長所を活かした柔軟な活用が可能です。
上記モデルラインナップと「モデル比較機能」を組み合わせることで、ユーザーはより簡単に最適な出力結果を得ることができ、生成AIの活用効果を最大化することが可能となります。 「Tachyon 生成AI」は、今後も引き続き先進的な機能を開発し、企業のAI活用を支援してまいります。
「Tachyon 生成AI」の概要
「Tachyon 生成AI」はエムシーデジタル株式会社が手掛ける月額550円(税込)(※2)からご利用可能な法人向け生成AIサービスです。入力されたデータは生成AIの学習に使用されないセキュアな環境下で生成AIをご活用頂くことが可能です。
個別の業務ユースケースに特化した機能を多数提供しております。
「Tachyon 生成AI」の機能一覧
<主要な機能>
- チャット機能:GPT/Gemini/Claudeの複数LLMから選択して生成AIとチャット形式での対話が可能。画像を入力としたマルチモーダルな会話や、文書ファイルを活用した要約やQA機能も搭載。
- カスタムアシスタント機能:複数の文書ファイルを一括アップロードすることで、バックオフィス業務における問い合わせ対応や、日常業務におけるドキュメント整理を効率的に実施することが可能。
- アノテーション機能:自由記述のアンケートデータ等をタグ付けして集計可能にすることで、テキストデータの定量化を推進し、集計作業の業務効率化や意思決定の高度化を支援する機能。
- 議事録自動作成機能:音声や動画ファイルを登録することで、1時間のMTGに対し、15分程度で文字起こしと議事録を自動作成する機能。日常の議事録作成業務を大幅に効率化することが可能。
- Web検索連動機能:最新のインターネット情報を参照し、より正確かつ最新の情報に基づいた回答を生成する機能。回答に参照ページが表示されるため、ユーザーはエビデンスを容易に確認することが可能。
※2:ユーザー一人当たりの金額。ご利用人数により変動します。
無料トライアルについて
現在、無料トライアルを実施中です。無料トライアルでは「Tachyon 生成AI」の全ての機能をご利用いただけます。
サービス説明やトライアルをご希望の企業様は、以下URLより必要事項を記入のうえ、お申し込みください。
https://www.mcdigital.jp/tachyon_genai/
今すぐ試せるデモ版について
「Tachyon 生成AI」は、登録後すぐに試せるデモ版をご用意しております。無料トライアルに先んじて機能や価値をご体感頂けます。 最新のLLM「Claude 3.5 Sonnet」「GPT-4o / GPT-4o mini」「Gemini 1.5 pro」をご利用頂けます。 ぜひ、「Tachyon 生成AI」の価値をご体感ください。(※3)
※3:デモ版は、一部機能の制限がございます。なお、無料トライアル前の簡易利用を想定しておりますので、利用期間は一ヶ月とさせていただいております。 また過度なご利用が確認されたアカウントについては、弊社からご連絡の上、ご利用を一時停止させていただく場合がございます。
エムシーデジタル株式会社について
エムシーデジタル株式会社は、三菱商事株式会社の100%出資により設立された、最高峰の技術水準を保有するテクノロジーカンパニーです。
デジタル化によって社会はますます高度に複雑化しています。当社はテクノロジーをもって企業の課題を解決するプロフェッショナル集団として、全産業をフィールドにデジタルプラットフォームを構築し、世界中の産業を変える大きなインパクトを生み出すことを目指しています。
また、企業対抗プログラミング競技大会「PG BATTLE」で2年連続優勝(2021年、2022年)、世界的なプログラミング大会「Meta Hacker Cup 2022」にて日本人1位(13位入賞)などの実績があり、さらにKaggle Grandmaster・Masterが多数在籍しています。
会社名:エムシーデジタル株式会社/MC Digital, Inc.
代表取締役社長:河内 伸学
住所:東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー11階
設立:2019年9月12日
従業員数:79名(2024年4月時点)
資本金:1億円(内、資本準備金5000万円)